Wordマクロ「とりあえず、符号表。」 / readme.htm
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このHTML文書は、テンプレート「とりあえず、符号表。」について、インストールの方法等を解説したものです。
このテンプレート「とりあえず、符号表。」は、主に特許明細書の参照符号についてWordの機能を拡張するWordマクロ群を、テンプレートとしてまとめたものです。Windows版のWord
2016/2013で動作します。
目次; |
インストール方法 |
「とりあえず、符号表。」のインストールは、以下のように行います。なお、pdTF○○.zipの「○○」には、「とりあえず、符号表。」のバージョンに応じた数字が入ります。
1. ダウンロードした圧縮ファイル pdTF○○.zip
を展開したフォルダの「material」フォルダにある
pdtfHelp.chm
をWindowsエクスプローラで右クリックして、プロパティを選択します。「全般」タブを表示させて、一番下のセキュリティのところの「このファイルは他のコンピュータから取得したものです。...
」の右側、「許可する」にチェックを入れて「OK」をクリックします。
詳細は、ヘルプファイルについてを参照してください。「許可する」の部分が表示されない場合、作業は不要です。
2. 以下の操作を行います。
(A) Wordを開いている場合は、終了させた状態としておきます。
(B) 圧縮ファイルを展開したフォルダの「_インストール」フォルダにある01_旧タイプのテンプレートチェンジャ削除.exeを、Windowsエクスプローラからダブルクリックして実行します。指示に従って操作し、完了するまで待ちます。
[テンプレートチェンジャは、「とりあえず、符号表。」等を使い易くするために作者が作った補助機能です。PCにテンプレートチェンジャをインストールしたことがない方は、この作業を省略して問題ありません。]
「Windows によって PC
が保護されました」のダイアログが表示された場合、詳細情報のリンクをクリックした後、[実行]ボタンをクリックします。以後、.exe
ファイルを実行したときに同じダイアログが表示された場合も、同様に操作します。
(C) 「_インストール」フォルダにある02_符号表インストール.exeを、Windowsエクスプローラからダブルクリックして実行します。指示に従って操作し、完了するまで待ちます。
(D) 「_インストール」フォルダにある03_テンプレートチェンジャインストール.exeを、Windowsエクスプローラからダブルクリックして実行します。指示に従って操作し、完了するまで待ちます。
以上で、インストール作業は完了です。
「とりあえず、符号表。」を初めてインストールし、お使いになる方へ
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「とりあえず、符号表。」はWordのテンプレートファイルとして提供されており、これを使って符号表を作るためには、明細書原稿が入力されているWord文書が必要になります。
この明細書原稿は各自用意していただくことになりますが、取り急ぎ「とりあえず、符号表。」で符号表を作る操作を試したい方は、明細書原稿のサンプルが入力されたWord文書「msample.docx」をお使いになることをお勧めします。「msample.docx」は、「pdTF○○.zip」を解凍したフォルダ内の「sample」フォルダにあります。
「msample.docx」をWindowsエクスプローラ等からダブルクリックすると、Wordが起動され、明細書原稿のサンプルが開かれます。
Wordのウインドウの「アドイン」リボンを選択すると、小さいツールバーが現われるはずです。このツールバーのリストの下三角矢印▼をクリックし、下に現われる一覧から「pdTF.dot」を選択し、右隣の「適用」ボタンをクリックします。
1秒未満~十数秒後(パソコンのスペック、ウイルス対策ソフトの環境によって異なります)、Word文書「msample.docx」にテンプレート「とりあえず、符号表。」(pdTF.dot)が適用され、新しくいくつかのツールバーが現われます。
ツールバーから「参照符号レポート作成」ボタンをクリックすると、試用期限についてのダイアログが表示されます。「試用を続行」をクリックします。
次に、作成するレポートの種類を問い合わせるメッセージが表示されます。そのまま「OK」をクリックします。2つの参照符号レポートがWord文書として自動的に作成されます。そのうちの1つが符号表です。
その後の操作について知りたい方や、以上の操作方法が良く分からなかった方は、新しく現れたツールバーにある「ヘルプ」ボタンをクリックして、表示されるヘルプの目次から「サンプルを使って、とりあえず符号表を作ってみる(初めての方へ)」の項目をご覧下さい。手順が図を使って詳細に解説されています。
削除(アンインストール)方法
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「とりあえず、符号表。」の削除は、以下のように行います。なお、pdTF○○.zipの「○○」には、「とりあえず、符号表。」のバージョンに応じた数字が入ります。
1. 以下の操作を行います。
(A) Wordを開いている場合は、終了させた状態としておきます。
(B) 圧縮ファイルを展開したフォルダの「_削除」フォルダにある01_符号表削除.exeを、Windowsエクスプローラからダブルクリックして実行します。指示に従って操作し、完了するまで待ちます。
「Windows によって PC
が保護されました」のダイアログが表示された場合、詳細情報のリンクをクリックした後、[実行]ボタンをクリックします。以後、.exe
ファイルを実行したときに同じダイアログが表示された場合も、同様に操作します。
(C) 「_削除」フォルダにある02_テンプレートチェンジャ削除.exeを、Windowsエクスプローラからダブルクリックして実行します。指示に従って操作し、完了するまで待ちます。
2. Wordを開き、動作に問題がないことを確認します。
以上で、アンインストールは完了です。その後は必要に応じて、ダウンロードしたファイル
pdTF○○.zip
や、それを解凍し展開したフォルダを、Windowsエクスプローラから手動ですべて削除してください。
ご使用頂き、ありがとうございました。
バージョンアップについて
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Ver 1.201 リリース(2007年7月)
・Word2007 に暫定的に対応しました。
・Windows
Vistaに対応するために、従来はレジストリに記録していた設定事項をiniファイルに記録するように変更しました。
・英文明細書の「参照符号レポート作成」機能で、内容にTabコードを含む明細書について符号表を作成すると符号表の体裁が崩れてしまう場合があったのを修正しました。
・変更履歴が記録されているWord文書において「参照符号レポート作成」機能を実行した場合に、無限ループに陥ってしまう場合があったのを修正しました。
・テンプレートに保存されている明細書フォーマットを変更しました。
・見出しマップ機能において、見出しマップを設定すべき欄を、明細書の様式に合わせて変更しました。
Ver 1.204 リリース(2009年12月)
・一定の数(かなり大きな数)以上の符号が使われた明細書について参照符号レポート作成機能を実行した場合に、「文字列パラメータが長すぎます。」というエラーが発生する場合があるのを修正しました。
・テンプレートに保存されている明細書フォーマットを変更しました。
Ver 1.205 リリース(2012年1月)
・Word2010
に暫定的に対応しました。具体的には、Word2010で、詳細レポートを作成しようとした場合にエラーメッセージが出て失敗するのに対処しました。
Ver 1.206 リリース(2013年9月)
・Word2013 に暫定的に対応しました。
・64bit版 Word2013, 2010に暫定的に対応しました。
Ver 1.207 リリース(2016年7月)
・ご要望があり、詳細列挙型レポートにおいて、符号が並ぶ順番をオプションで選択できる機能を復活させました。
・Word2013で、ステータスの表示に時間を要してパフォーマンスが落ちる問題を改善しました。
Ver 1.208 リリース(2017年11月)
・Word2016
に暫定的に対応しました。具体的には、Word2016で、詳細レポートを作成しようとした場合にエラーメッセージが出て失敗するのに対処しました。
Ver 1.209 リリース(2021年12月)
・Wordの更新によって、符号表の作成がエラーメッセージで終了する現象に暫定的に対応しました(お客様からの情報を手掛かりに修正していますが、弊社でエラーを再現できていないので、暫定版となります)。
Ver 1.209a リリース(2023年7月)
・ヘルプファイルに関する説明をreadme.htmファイルに追加しました。プログラムに変更はありません。
Ver 1.210 リリース(2023年9月)
・Word2010以前の対応を終了しました。これに伴ってファイル名を変更し、.dot
ファイルの取扱いが終了しました。
・.dot
ファイルの取扱いが終了したこと等に対応し、ヘルプファイルの記述を更新しました。
・テンプレートチェンジャにおいて、OneDriveで共有対象となっている文書の場所がWordで特殊な表現となることに起因するエラーに対応しました。
・ユーザ、作者の双方の作業負担が軽くなるように、インストーラ、アンインストーラを作り直しました。
Ver 1.211 リリース(2023年10月)
・OneDriveの共有対象となっているWord文書のテンプレートを切り換えるために、テンプレートチェンジャの[適用]ボタンをクリックした場合に、エラーが発生する場合があるのを修正しました。
Ver 1.212 リリース(2023年10月)
・一覧型/詳細列挙型レポートにおいて、レポートのページ向き(縦/横)をオプションの[レポート]タブで指定できるようにしました。横を指定した場合、1行に表示される長さを増やすことができます。デフォルトは縦です。
Ver 1.212a リリース(2023年10月)
・ヘルプファイルの一部の画像が表示されない問題を修正しました。ソフトウェアに変更はありません。
Ver 1.213 リリース(2024年1月)
・テンプレートチェンジャにおいて、他にWordにインストールされているアドインの動作に影響を与える可能性がある動作を修正しました。符号表ソフトについての変更はありません。
ヘルプファイルについて |
「とりあえず、符号表」のヘルプファイルは、pdtfHelp.chm というファイルです。ファイルをダブルクリックすると開くことができます。materialフォルダに保存されているpdtfHelp.chmファイルは、インストール作業により、別のフォルダ(Wordで「既定のテンプレートフォルダ」と呼ばれている場所)にコピーされます。
ヘルプファイルを開いても右側のペイン(ヘルプの内容)が真っ白で何も表示されない場合、セキュリティのためにWindowsがHTML表示をブロックしている可能性があります。
インストール方法で述べたように、materialフォルダの pdtfHelp.chm
ファイルが既定のテンプレートフォルダにコピーされる前に、手作業で、pdtfHelp.chm
ファイルのプロパティに関して下図のように「許可する」にチェックを付けます。これにより、ヘルプファイルの表示の問題を回避できます。
登録料金のお支払について
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登録料金のお支払方法や登録の方法は、ヘルプファイルに記載されています。
ヘルプファイルの目次から「登録のしかた」の項目をご覧下さい。
お問合せ |
ご質問やご感想のある方は、作者の桂川直己(桂川国際特許事務所、サイレントテクノロジー株式会社)までお気軽にメールを頂ければと思います。メールアドレス等の連絡先は、ヘルプファイルに記載されています。
2007年7月に「とりあえず、符号表。」のWebサイトを立ち上げました(https://tf.kat.co.jp)。対応状況やバージョンアップ等の情報は、今後、このWebサイトに掲載されます。